2012/11/29

八百万の神々大集合!縁結び会議が行われる出雲大社



出雲大社のこと書かねば。

神社も音楽もオルタナティブなものを好む傾向にある私なので、放っておくととんでもない方向に行きそうな気が。

言い訳をするわけではないけれど、
なるべく古事記の順番に沿って書いたほうが、
いろいろと都合がいいかもなーと思って、
取り上げるのが遅くなってしまったのよ。


そういうわけで、ようやく出雲大社です。
毎年、旧暦の10月(つまり11月ね)、
八百万の神様たちが集まって、縁結び会議をする場所です。

つい先日、2012年11月23日のことですが、
神迎神事が行われたばかりですね。
わざわざ観に行った友人いわく
「1万人集まった!」らしいので、
すごい賑わいだったんだろうなあ。いいなあ。

1万人って、だいたい武道館でライブする時に
収容できる人数でしょ。それはすごいわ……
(↑こういう風に考えるの、完全に職業病!)


今回の記事を読んだら「いますぐ出雲大社行きたい!」って思うかもしれないけど、ちょっとまった!

2012年11月現在、出雲大社は60年に1度の「平成の大遷宮」まっただなか。
そう、改修工事中なんです……だからあの立派なご本殿を観ることができません!(残念ねー)

でもご心配なく。立派な仮拝殿がございますので。



出雲国のラスボス!大国主さま♡

御祭神は、いわずもがな、大国主命!(オオクニヌシノミコト)
私の勝手なイメージでは、小沢一郎先生。あるいは、石原裕次郎。笑
とにかく、大ボスって感じです。
相当な色男だったと思われ、美しい奥様がたくさんいらっしゃいます。

因幡の白兎と大国主! ふくよかですが、なかなかのイケメンです!

数々の偉業を成し遂げ、出雲国を治めた大国主命!
いったいどんな神様なのでしょう?

あの有名なお話、「因幡の白兎」の主人公こそ、大国主命なんですね。
あのお話が古事記に書かれているなんて、日本の神話の一部だったなんて、
まったく思いもしませんでしたよ。出雲に来て初めて知ったんだもん。
もう、先生〜!学校でちゃんと教えてよぉ〜!!

んでもって、大国主命は「大黒さん」とも呼ばれています。
七福神の大黒天です。なぜなんでしょうね?
「大国主」の「大国」はダイコクと読むことができるからかも。
(え、マジで?と思うけど、どうもそうらしい……)

さて。
少彦名命という小さな神様(一寸法師?)と一緒に天下を治めたオオクニヌシ。
少彦名命はお酒&温泉&医薬の神様でもあります。
つい先日、素晴らしい妖怪アンテナを持っている友人から、
「オオクニヌシが持ってる袋には薬草が入ってるらしいで!」
と言われ、ハッとしました。確かにそうかもしれない。

この2柱の神様のおかげで、人々は健康でいることができ、
そして、出雲国はどんどん栄えていったのだろうな、と思います。

しかしながら、ある日、事件が起こります。
アマテラスの孫であるニニギがやってきて、国を譲れというのです。
おそらく、アマテラスやニニギたちは朝鮮半島から来た渡来人であり、
東へ東へと日本の国土を開拓し、大和朝廷をつくった一族で、
オオクニヌシはこの地方一帯を治めた超有力な豪族だったのではないか、と。

どのようにして話がまとまったのかは不明だけど、
オオクニヌシが治める出雲の国は、ニニギに譲ることになります。
おおむね平和的に「国譲り」を実現したみたいです。

自分が治める国を”無血開城”するわ、医療を広めるわ、縁結びはしてくれるわ、
ほんとうに素晴らしすぎます。
きっと人望も厚く、頼もしいリーダーだったのでしょう♡


出雲大社のご本殿がマジでデカすぎる!



写真は、2008年のお姿ですが、さすがにでっかくて立派です。
写真でどこまで伝わるか分からないけれど、想像をはるかに超える大きさです。
参拝客のみなさんのお顔を見ると、ほんとにお口ぽかーんとしてます。笑
最初に訪れた時、その姿に圧倒され、私もマジで言葉を失いました。。
CGかと思ってしまう。これは合成か?と。
(あと、いつもCGっぽいなーって思うのが、靖国神社の鳥居ね。デカすぎてリアル感なし)

でも見てよコレ!(下の写真に注目!)
遺跡から推測するに、古代神殿はこんなに高い建物だったらしいの!(宝塚もビックリの大階段)
なんと48mもあったらしい!ま、マジっすか?(汗

この模型は、出雲大社のおとなりにある「島根県立古代出雲歴史博物館」で見ることができます。
こちらの博物館、やたらとオシャレなんです。出雲のことしっかりと勉強できるのでオススメです♪
はじめて出雲大社を訪れた時、
なぜだかちょっとガッカリした記憶も。

凡人の私でも分かるくらい、
すごいエネルギーを放つ場所だと思ったのに、
拍子抜けするくらいサラッとしていたから。
私の期待が大きすぎたのかもしれないけれど。

人が多かったせいか、神社というよりは観光地っぽいし、
穏やかな気候だったこともあって、ほのぼのとしていて
家族連れに人気の大きな公園みたい。

不覚にも
「あれ??こんなものなの?神様いないのでは?」
と思ってしまった。(反省)

が、しかーーーーーーーし!
境内を散策中にとんでもない体験をするのです。

”ま。せっかく来たんだし、ぐるっとまわってご本殿をいろんな角度からみてみようか。天気もいいしー♪”

…そんな感じで、ひとり境内をぷらぷらと散歩していた時のことです。


ちょうど本殿の裏手に差し掛かった時、とつぜん足がピタッととまる。
急に空気が変わって、妙な緊張感が走る。
防音室に入ったような無音に包まれる。

わ。きたきた!なんだこれ!




















「わしじゃ!オマエはどこのどいつだ!」





…という声は、まったく聞こえません。笑
でも、ただならぬ気配がそこにあります。


まわりは誰もいません。参道のほうはあんなに人がいたのに?
この静けさはいったい…。
勇気をふりしぼって振り返ると、そこには小さなお社が。
それがこちら。



なんか千と千尋っぽい!ただならぬご神気を発していたのは、このお社から?

胸はドキドキ、足はガクガク。
なんか分からないけど、すごーーーく気になる。すごーーーーーーーーく気になる。
気になって気になって仕方ない!

ゾンビのような足取りで、吸い込まれるように問題のお社へと向かう。
小さな階段を登り、社殿の前で目を閉じて手を合わてみる。


そして数秒後。


森がザワザワと言ってる。
やわらかな風が吹き抜ける。
そして、とつぜん私の頭上を激しい風が襲う!バサバサバサ!!


ギャァァァァァァァーーーーーーー!!!!!
(↑心の叫び)

”心の叫び”イメージ図(笑)

ビビリなあたくし。あわてて身を屈める。
しゃがんだままゆっくり目をあけると、足元にかわいらしい鳩が!笑
(鳩かい!というつっこみの声が聞こえてくるわー)

目の前に鳩がいるものだから、びっくりして飛び上がるようにして立ち上がったんだけど
鳩ちゃんは飛び去るわけでもなく、つま先の数センチ先を確かな足取りで歩き回っている。
まるで私のまわりをぐるぐる回るように。

あまりにも近くに寄ってくるので、不思議だなーかわいいなーと思ってしばらくそのまま眺めていたら、
パチンと何かが弾けるようにして、鳩ちゃんが飛び去った。
同時に、急にまわりの音が聞こえるようになった。
人の声。そして足音。

振り返ると、帽子をかぶった女性のガイドさんが旗を持ち、
参拝ツアーの人たちを大勢引き連れてどやどやとコチラへ向かってくる。

階段の上でボー然と立ちすくむ私。
階段の下ではガイドさんの甲高い声。

「えー、みなさま〜!
こちらはスサノオノミコトのお社、素鵞社でございますー!
スサノオノミコトという神様は……」

その頃はまだ、スサノオはおろか、大国主だって知らなかった私。
だから「スサノオってなんだ?神様の名前?」ときょとんとしたものだ。

せっかくだからと思って、一群に混じってガイドさんの説明を聞いた。
そして、この小さなお社の脇にはこんな説明書きが。



これを最初に読んだ時、泣いたね。なぜだか分からないけど。
その時、ちょっと(いや、だいぶ)仕事で悩んでいて。
自分の想いがなかなか通じなくて、ひとり戦っていた気分だったからかもしれない。

鳩ポッポ事件は、ただの偶然かもしれないけれど、
それでも、私はここでなんらかの力をもらった。
だって、ここを立ち去るときには、

「東京戻ったら、もっともっと仕事がんばったろー。あたし、ぜったい諦めない!」

って思ったもん。

さらにその半年後、ある決意が固まって、独立することを決意。
長年つとめた放送局を辞めるにいたるのでした。


現在は修繕工事中のため、このお社にたどり着くことはできません。

ここにいたスサノオは今はどこにいるのかしら?
まさか工事現場にいるわけはないだろうと思い、
いろんな人に尋ねてみたんだけど、どうも須佐神社にいるらしいということが分かった。

そういうわけで、遷宮が完了するまでは、
出雲に来たら必ず須佐神社に行くことにしてます。
こちらもすんんんんんごい神社ですよ。(なかなか厳しい神社だけどね!)
須佐神社もいずれまた紹介しますね。



出雲大社

★祀られている神様
大国主大神
(摂社・末社などたくさんあり、
素盞鳴尊ほかたくさんの神様がいらっしゃいます!)

★ご利益
縁結び、病気平癒、国家安泰、五穀豊穣など

★住所
〒699-0701 島根県出雲市大社町杵築東195

★電話番号
0853-53-3100

★主な神事
例祭日は5月14〜16日。
旧暦10月10日  神迎祭
旧暦10月11日〜17日   神在祭(御忌祭)



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