2012/11/24

鼻息荒く!恋愛成就の祈願は八重垣神社へ♡




ムフーっ!!と鼻息荒い女子が多く集まる八重垣神社。
社殿もかわゆい、恋占いもできる、でっかい男性器を祀る祠もあるとくれば、そうなるわな。笑

写真からも分かるように(?)神社全体がピンクな感じがします。
恋愛・子授・安産・夫婦和合のご祈願に行くのにはぴったりな神社です。

なにしろこの八重垣神社は、新婚の素盞鳴尊と櫛稲田姫のご夫婦が住んだといわれる場所ですから。
まさに愛の巣です。とにかくラブい場所なんです♡
女子に大人気の神社なんです。


素盞鳴尊と八岐大蛇

ここで少し素盞鳴尊(以下、スサノオと呼びます)のお話をします。個人的に大好きな神様です♡

だいぶ端折って説明すると、スサノオというのは、太陽の女神=天照大御神の弟で、幼い頃はそれはそれは暴れん坊で、姉の天照大御神を困らせていました。それで、とうとう高天原という神様たちが住む場所から追放されてしまいます。

その後、スサノオは出雲に降り立ち、ある老夫婦と出会います。その老夫婦は、八岐大蛇という化物から、娘の櫛名田姫を守ってほしいとスサノオに懇願します。スサノオは櫛名田姫を妻としてもらいうけることを条件に八岐大蛇と対決。そして勝利するのです。

スサノオは、退治した八岐大蛇の尾っぽから、大きな剣を取り出します。この剣を「天叢雲」またの名を「草薙剣」といい、スサノオは姉である天照大御神に献上します。

これこそが、歴代の天皇が継承してきた宝物=「三種の神器」のひとつなんですね。名古屋にある熱田神宮のご神体でもあります。(わお!ほんとにあるのー?)

この剣が意味することってなんでしょう?
神話からスサノオの精神構造を考えてみます。

暴れん坊だったスサノオ。母(=イザナミ)を失った悲しみや、いろんなコンプレックスを抱え、自分自身をコントロールできなかったのではないかと思います。自分の中にある悲しみや怒り、その化身が八岐大蛇です。

スサノオは自分自身の心の闇と真っ向から戦うことで、長年手放せなかった”心のお荷物”から解放されます。その時、スサノオがついに手にしたものが、自立心・強い精神力をあらわす美しい剣。

さらに考察は続きます。
心の中にある闇を解放し、整理整頓できるようになると、次にどういうことが起こるか。

その空いたスペースに、すっぽりとギフトが舞い込んできます。それが「良縁」。結ばれるべき縁とつながるわけです。

どうやら宇宙ってそういう仕組みなんじゃないかしら…と、ここ数年、私も考えてるんですけど。
さて、どうなんでしょう?…みなさんどう思いますー?

これと似た話が、村上春樹の『1Q84』に出てきますね。
青豆も天吾も、幼い頃から引きずっていたコンプレックスや怒りを克服して、ようやく二人は出会います。
本質的には、スサノオの八岐大蛇のお話と同じだと私は思っています。
『1Q84』を読んだ時は、「うわ、やばい!すごいこと書かれてる!」と思って心臓がバクバクしました。

神話は実際に起った出来事をもとに紡がれたお話なんだと思うけど、
語り継ぐ多くの人の知恵が織り交ぜられ、長い歴史とともにハイパーテキスト化していくのだと思います。
なので、神話にはいろんなヒントが隠されている感じがします。


スサノオが詠んだ和歌を刻んだ石碑(須我神社)

さあ、八岐大蛇を退治したスサノオ!櫛名田姫を迎えにゆきますよ!
そして、ロマンチックに和歌なんか詠んじゃったりするわけです。
その歌がこちら。

八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 
八重垣つくる の八重垣を


この歌は、日本最古の和歌だと言われています。
この和歌に出てくる「八重垣」が、この八重垣神社なんですね。

ずいぶん長い説明になってしまいましたが、熱弁したくなるほど好きなんです。
私が日本神話にハマッたのも、このくだりに感動したからです。


鏡の池で恋占い

さて、八重垣神社の話に戻ります。
本殿の右手には社務所があり、こちらで是非お買い求めいただきたいのが、占いが書かれた和紙。
いっけん何も書かれていないような和紙ですが(よく見ると読めちゃうかも…)
本殿裏の森の中にある「鏡の池」に浮かべると、占い結果が現れます。


この占いは、池に浮かべた和紙に10円玉か100円玉を載せ、はやく沈めば近いうちに成就し、なかなか沈まなければ、しばらく時間がかかるというもの。

さらに、和紙が自分の近い場所で沈めば身近な人と、遠くに流れていって沈んだら遠方の人と結ばれると言われています。

この「鏡の池」ですが、櫛稲田姫が八岐大蛇から狙われているときに隠れていたとされる森の中にあります。

スッキリとした八重垣神社境内からは想像もつかないほど、原生林がそのまま息づいているような森です。

鬱蒼とした森なので、もしも一人で立ち入ったらちょっと怖いかも……そのくらいプリミティブな場所です。

櫛稲田姫はこの水を飲み、身体を洗い、そして鏡としても利用していたのかもしれません。

【注意!】蚊がたくさんいるので、夏に行く場合は、虫除けスプレーはマストで!




ところで。
私はこれまで3回ほど「鏡の池」占いをしたけれど、今のところまったく外れている!
(ほっとけ!)

信じるか信じないかはあなた次第。ということで。

あ。それから、神社といえば巨大な杉がご神木だったりするけれど、こちらは女性らしく椿の木です。
夫婦椿という名がつけられていて、二股の椿なのですね。愛の象徴といいますか。
見ていてほほえましくなります♡




八重垣神社(やえがきじんじゃ)

★祀られている神様
素盞嗚尊、櫛稲田姫

★ご利益
縁結び、良縁成就、夫婦和合、子授・安産

★住所
〒690-0035 島根県松江市佐草町227

★電話番号
0852-21-1148

★URL
http://www.shinbutsu.jp/45.html(オフィシャルではなさそうですが)

★主な神事
例祭日は10月20日。
身隠神事(5月3日)
還幸祭(12月15日)




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